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日刊ユニヴァティーチャーズ

Diary

ケン先生から学んだこと  general yoga UNIVA 西生和子

2020.06.16 Tue 日刊ユニヴァティーチャーズ

私はケン先生にあまり質問をしない。
聞きたいことはあるし、話せるタイミングも今までたくさんあったけど、めったに聞かない。

ケンハラクマ先生とは2006年頃に出会い、ヨガを教えるきっかけをもらった。2007年インドマイソールに同時期に滞在した際にはお世話になり、これまでにたくさんのことを教えてもらった。

質問をしない理由は、なんだか緊張するのもあるし、他に聞きたい人がいると思うと譲ろうという気持ちもある。

そんななか、ケン先生が教えてくれた1番大きなことは、「自分の考えを深めなさい」ということだと私は受け止めている。

私の初めての質問は、忘れもしない14年前。
ヨガ講師を始めた頃、ワークショップでの「質問ない?」の時間でした。誰も手を挙げなくなったので、今だ!と思い緊張しながら質問してみた。
「プラサリータパドッタナアサナは、頭を着いたほうがいいですか?」足のスタンス、ポーズについての質問。

ケン先生の答えは…「どっちでもいいんじゃない~」とひと言。以上!!
…勇気を出して聞いてみたのに、どっちでもいいってどっちだ?意味がない?変な質問したかな?と、結局謎が深まるまま終了。「どっちでもいいって、どういうこと?」

それからというもの、疑問が浮かんでもすぐ質問するのはやめにした。

一旦、まず自分で自分に質問する。そして、ケン先生に聞いたら何と答えるかな?と、自問自答する。それまで、ケン先生と生徒のQ&Aやりとりをたくさん見てきたので、想像のなかで「ケン先生だったらこう答えるかな?」の師問自答ができるようになった。

おかげで、それはいつのまにか習慣となり、それを繰り返すことで、自分なりの考えをその時々に持つようになった。正しいかどうかじゃなく、とりあえずでも自分の考えを持ち、その時の自分の経験や考えをもとにわからないことを自分で検証し調べていく、ということをいつの間にか教わった。

この感覚は、ヨガ講師になってから今までのどんな勉強、技術や知識よりも私を助けてくれている。
「エラい人がこう言った!」
「これは間違ってる!」
「こうでなけれないけない!」という時々起きる流れに巻き込まれずにすんだ。

『自分主体で考える。自分が自分の先生になって吸収していく。』
『きまりにしばられず、でもきまりに合わせてみる。』

ケン先生がいつか言った言葉。
聞くのは簡単。でも実際にやるには難しい。
ケン先生は説明するより、実際のやりとりやポーズのなかでその本質を伝え、継続的に考えさせてくれるきっかけをくれる。
間接的なことが多いだけに、気づくのは後になり、1年後に「あーこういう意味だったのか」なんてこともある。

先生に手とり足取り「教えてもらった」というより、自分で「気づいた」ことのほうが喜びが大きく、学びが響くのだな、とわかりました。

…とここまで考えて、結局今回私がケン先生へ質問したいこと。
それは、「ケン先生について聞きたい!」

・ケン先生の超人的なスタミナやエネルギー、おだやかさの源は?
「いい枕のおかげ!」と聞いたので、私もまねして同じ枕を買ってみた。良い枕である。でも枕だけではあんなパワーはもちろんでない。

・初のインドマイソール滞在時には、困った時にはどこからともなくケン先生が現れてサポートしてもらった。まわりの日本人生徒が口をそろえて言うことは、「ケンさんは絶妙なタイミングでいつも現れる」でした。触覚があるかのような、動物の勘みたいな感じがありますか?

…なんとも答えにくい質問なので、やはり自分で考えます。

これからもケン先生から学びたい。

 

西生和子
general yoga UNIVAディレクター
アシュタンガヨガを始め、2006年よりケンハラクマ氏に師事し、ケンハラクマ監修、slowflowで指導を始める。アシュタンガヨガ指導者養成講座、ハタヨガ養成講座、各ワークショップを日本各地で受講する。