日刊ユニヴァティーチャーズ

Diary

どうしたら自信が持てますか?

2018.08.12 Sun 日刊ユニヴァティーチャーズ

「どうしたら自信が持てますか?」
とある親しい生徒さんから。

ちょっと考えて、
「 無理に自信を持たなくてもいいんじゃない?」と提案。

・・・
アドバンス土日コース生200時間、卒業目前の今、思うこと。

指導者養成の卒業はゴールではなく、実際に現場で教えるための準備をやった、ということである。

「ヨガを教えた経験がないから自信がなくてあたりまえ」
「今はわからなくていい」
そんなことを言いながら、教えていくための準備を幅広くやってきた。

「教えて初めて気づくこと」だらけ。なので、その時のための用意。
「あとになってわかること」だらけ。なので、その時のための備蓄。

そして、それなりに自信を持って伝える姿勢が身についてきていて。

ある人は、
塾講師だから、丁寧な説明、相手の反応をしっかり見ていたり。

助産師さんだから、いつも心に寄り添って、同じ目線で伝えいたり。

運動神経がいいから、動き見せて引っ張り、できない人を真剣に考えアドバイスしたり。

職種うんぬんじゃなく、それぞれ自分のいいところと「らしさ」を出して勝負してる。

それは指導法やテクニックよりもずっと手前にある、等身大。誇張も虚飾もない姿。
そのままの自分を受けとめ教えている、という自分に対する正直さを感じる。

「正直」は強い。

その強さを自身のヨガ練習で、地道に身につけてきたんだろうな、と思うに
これまでのそれぞれの過程を想像して、素直にうれしい。本当にうれしい。
そんな姿が誇らしい。

ヨガ経験の浅い2人も、自分で考え、自分の言葉で話す。
「今の自分」のそれ以上でも以下でもない。

自信を持ってとか、それなりに見せる「ふり」は、「正直」の前ではちっぽけにみえる。

今の自分の「全部」を自分で引き受けられたら、いや、「引き受けよう」という気持ちだけでいい。その「覚悟」が持てれば、自信がなくても清々しい。

思春期みたいな「好きだけど嫌いで、嫌いだけど好き」みたいな 表層部でない、自分の奥深くにある正直を掘りつづけること。 深層部にある 「正直」について考えること。 その行為、そのつみ重ねによって自信がなくても、その「姿勢」はにじみ出てくる。

・・・
だから、「無理に自信を持たなくてもいいんじゃない?」

「覚悟」と「姿勢」はきっと伝わる!