アイアンガー師

アシュタンガヨガ外伝:BKSアイアンガーとBNSアイアンガーの違い

名前が同じアイアンガーですから、よく間違えます。BKS. アイアンガーは、「アイアンガーヨガ」の創設者で、BNSアイアンガーは、もう1つのアシュタンガヨガとして知られる、ヴィンヤサ・アシュタンガヨガの創設者です。二人ともアシュタンガヨガの創設者シュリ.K.パタビジョイスと同じで、クリシュナマチャリアの弟子になります。

BKSアイアンガー

BKSアイアンガーは現在、最も西洋で知られているヨガ講師とされています。1966年に出した本「ハタヨガの神髄」が国際的にベストセラーとなり、それを機にインドのヨガが注目され始めました。アシュタンガヨガのシュリ.K.パタビジョイスは、クリシュナマチャリアに、長年に渡って指導を受けていますが、BKS アイアンガーは、「15歳から17歳までクリシュナマチャリアの元で修行し、実際指導を受けたのは、その2年間で15日程度だった」と述べています。しかし、そのわずかの時間を師と過ごせたおかげで、今の自分があるとも述べています。

BKSアイアンガーの「アイアンガーヨガ」の特徴として、正姿勢によるアサナがあります。正しいヨガのアサナ(ポーズ)を通して、身体の歪み、心の悩みなどを矯正していく事がアイアンガーヨガの最大の特徴と言えます。正しいアサナを学ぶために、矯正用の道具を使用する事も特徴の1つと言えるでしょう。

BNS アイアンガー

シュリ.K.パタビジョイスのアシュタンガヨガと比べ、呼吸、ムードラ、瞑想などを通して、アシュタンガ・ヴィンヤサ・ヨガを伝えているのが特徴です。BNSアイアンガーのシャラは、マイソール地方にあり、1984年に設立されました。(シュリ.K.パタビジョイスは、1948年に同地でアシュタンガヨガ・リサーチ・インスティテュートを設立してます)BNSアイアンガーのアシュタンガヨガとシュリ.K.パタビジョイスのアシュタンガヨガでは、ポーズに若干違いがあるようですが、プライマリーシリーズ、インターミディエイトシリーズとほぼ同じ流れで、練習を進めるようです。

西洋人のアシュタンガヨガ生徒が、マイソールで、BNSアイアンガーのシャラで学ぶ理由で多いのが、「クリシュナマチャリア直伝の数少ない現役講師である」「受講料が安い」「学ぶ生徒数が少なくオールドシャラと言われていた昔のアシュタンガヨガ・リサーチ・インスティテュートに似ている」「哲学的な幅広い知識、より深くスピリチュアルな面を学べる」などがありました。

BNSアイアンガーの公式ホームページによると、BNSアイアンガーのアシュタンガヨガは「ヴィンヤサ・アシュタンガ・ヨーガ」と記されています。

シュリ.K.パタビジョイスのアシュタンガヨガと2人の共通点とは

全ては師匠が同じクリシュナマチャリアであるという事に起因しますが、パタンジャリによるヨガ・スートラを基本とし、アサナを通してヨガ(ヨーガ)への理解を深めて行く事が3人に共通している所です。

「BKSアイアンガーとシュリ.K.パタビジョイスが65年の時を経て、再会した」という記事があります。英語ですが修行時代の昔話が載っています。興味のある方は。

敬称略

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